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Apr 22, 2007

アフリカ関連書籍の紹介「新書アフリカ史」

 アフリカ史、特にサブサハラアフリカ(サハラ以南アフリカ)について、今まで詳しく勉強したことがあるだろうか?高校の世界史の教科書を見てみても、サブサハラアフリカに関する記述が少ない。その数少ない記述についても、奴隷貿易以降のものが大半で、しかもそれらのほとんどは、ヨーロッパやアメリカからの視点で描かれているものである。そのため、奴隷貿易よりも前にあった諸王国や諸地域の様子、民族の関係などについては、ごくわずかにしか紹介されていない。

 今回紹介する「新書アフリカ史」(宮本正興、松田素ニ編、講談社新書)では、今まで主にヨーロッパやアメリカの文字資料によって書かれたアフリカ史に、口頭伝承や考古学、民族学や言語学など、歴史学以外の学問的視点を持たせることで、アフリカ五大河川周辺の社会やサハラ交易といった、今まで日本人が知ることが無かったアフリカ史の一面が、詳細に書かれている。

 新書ながら600ページ近くにもなる程のボリュームのある構成で、日本の大学の講義でも参考文献として使われるほど充実したものとなっている。アフリカを知る、特にサブサハラアフリカの歴史を深く知りたい人には、おすすめの一冊である。全国の書店や、オンラインショッピングで購入可能。

参考資料

  • 宮本正興、松田素ニ編「新書アフリカ史」講談社、1997年
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「新書アフリカ史」の価格は、¥ 1,470 (税込)です。

Posted by at 2007/07/13 (Fri) 22:01:17

新書アフリカ史 (宮本正興+松田素二 編 講談社現代新書 1366)


読んだ期間は2005年(平成17年)2月下旬から3月上旬の約2週間。

めったにしないことを記す。
地域・時代を問わず「歴史」というものに興味のある方は、本書を読むべきだ。あなたの抱いている知識、歴史観、常識が、揺さぶられ打ち砕かれるだろう。

アラブ世界やイスラームを専門に学んだ時も、私はショックを受けた。価値観が変わった、物事の見方が多角的になった、と多少は自負している。
この新書は、その時以上の衝撃があった。本書をもっと早く読めばよかったなと後悔しているくらいだ。

巻頭の「はじめに」を読んだだけで、その衝撃があった。揺さぶられた。

{/round_b/} 「アフリカは世界史の一部ではない」(ヘーゲル、1830年)

哲学者ヘーゲルのアフリカ史の命題なのだが、「ヘーゲルって、ホントにあのヘーゲル!?」と思わず目を剥いてしまうほど。

{/round_b/} 「アフリカに歴史はない。強いてあげるならばアフリカにはヨーロッパ人の歴史のみが存在している」(イギリスの歴史家トレバー・ローパー、1963年)

約40年以上も前の発言とは思えないほど、偏見も甚だしい。怒りすら覚えてしまう。

本文に入っても、知識階級からの高慢・傲慢な発言が続く。

{/round_b/} 「黒人の習慣は同じこの地で仲よく暮らしている生き物にそっくりである。つまり猿だ」(イギリスの外科医フートソン、1722年)

{/round_b/} 「きわめて英明なる存在である神が、こんなにも真黒な肉体のうちに、魂を、それも善良なる魂を宿らせた、という考えに同調することはできない」(モンテスキュー『法の精神』、1747年) 

そして改めて気づく。いつの間にそういう考えを刷り込まれていたのか、と。そういうものの見方をしていないか、と。一方から歴史を眺めてみたといって、全てが分かる訳ではない。(善悪や良し悪しの基準は、あえて置いておく) もう一方からも眺めてみて、初めて分かることも多い。更にさまざまな方向から見ることで、一層の理解が深まり、興味も増すだろう。

その点を、再認識させてくれたのが、この新書だ。
ヨーロッパやアメリカの歴史を専攻・専門にしている人たちに、本書を読んだ感想などをぜひ伺いたくなったくらいだもの。世界史で習った「絶対主義」や「帝国主義」という言葉の裏に隠された事柄・秘められた現

Posted by 新書忘るべからず。あるいは、新書読みの新書知らず。 at 2007/08/26 (Sun) 20:08:02
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