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 035 日本人が思う 「アフリカ=動物」





珍しい鳥のマラブー


マジ切れするワニと飼育係


目を細めて笑うロバ君と飼育係


毛づくろいする猿と飼育係


「わたしが象を見たのは、上野公園が 生まれて初めてだったんだよ。」と
ゾマホンは言った。

ゾマホンが生まれた町は、ベナンの南部、海に面した最大の都市コトヌーから 
北へ車で3〜4時間のダサズメという田舎町である。

このコトヌーからダサズメにいたる周辺には、家畜以外の動物はほとんど
見ることがない。 つまり、日本人がアフリカと聞いてイメージする
象、キリン、ライオンなどの 動物園で見るような動物はいないのである。

ベナンの北部の、ニジェールやブルキナファソとの国境付近には サファリと
呼べる広大な自然動物公園があるから、そこまで コトヌーから十数時間を
かけて出掛ければ 見ることが出来る。

貧乏学生であったゾマホンには、そんな所までわざわざ出掛けて動物を
見るほどの時間も金もなかったであろうし、ほとんどの国民が同じであろう。
そこまで見に行く時間も金もあるのは、外国人観光客ということになる。

パラダイス☆〜ベナンの動物園紹介〜

ベナンの北部には 広大な自然動物園がありますが、 ベナン最大の
経済都市コトヌーには、その雰囲気を こじんまりと見せてくれる
ミニ動物園があります。

観光客向け民芸品センター(クラフト・センター)の一番奥まった
ところにあって、塀に囲まれて随分目立ちません。
入場料は大人が1、000フラン(約200円)、子供は半額です。

小さい扉の入り口を入ると、すぐ目の前に 水のかめを捧げる女性の
像が 歓迎の挨拶をします。
すぐ右には、宣伝の看板が置いてあります。 外に出しておけばよさそう
なのに・・・。

ここには おおよそ以下のような動物たちがいます:
・ 猿が数種類
・ ワニが2〜3種類
・ 鳥(オウム、鷲、七面鳥、マラブー、他2〜3種類)
・ 亀(甲羅の大きさが数十センチの親と 子供数匹)
・ ロバ
・ ライオン 2頭
・ 蛇(2〜3種類)
・ 爬虫類 2〜3種類
・ ハムスター & うさぎ

ここの動物たちは すべてベナンの国内から集められたとのことで、
珍しいのは MARABOUT マラブー(西アフリカのコウヅルの一種、くちばし
の太い大型のツル)くらいでしょうか。

ですが、このミニ動物園の面白いところは 動物の種類ではありません。
飼育係と動物とのやりとりが面白いのです。

飼育係の人が 掃除道具の柄を持って、ワニやオオトカゲなどを
小突き回して そのマジ切れの様子を 見せてくれるのです。
こんな動物園 聞いたことも見たこともありません。

ライオンやマラブーは、暇つぶしに その棒にじゃれついたり、
噛み付いたりしていて まんざらでもなさそうでしたが・・・。

猿などは、随分飼育係の人と仲良しのようで、写真の通り 
毛づくろいなどをしています。
ロバは 外部のお客がくると鼻を鳴らしますが、飼育係の人が
一緒だと 目を細めて笑っています。

そのミニ動物園の主役たちを支えているのは 鶏です。
十数羽の鶏が 動物園の入り口のところに集合していました。

マラブーは、この鶏をいっぺんに3羽飲み込むことが
出来るという凄いツルなのだそうです。

ベナンの北部の自然動物公園に行く時間がない方には、
この実に家庭的な、暇そうなミニ動物園はお薦めです。


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